【2025年版】マイルとは？初心者が知るべき基本の仕組みと3つのメリット

マイルとは何か？基本的な仕組みを理解しよう

マイルとは、航空会社が提供するポイントプログラムで獲得できる特典ポイントのことで、貯めることで航空券やホテル宿泊などの特典と交換できる非常にお得なサービスです。

1980年代のアメリカで誕生したマイレージプログラムは、航空会社の顧客囲い込み戦略として開発されました。現在では飛行機に乗らなくても、クレジットカードの利用やオンラインショッピングを通じてマイルを貯められるようになっています。

マイルの定義と歴史

マイルは航空会社が顧客の搭乗実績や関連サービスの利用に対して付与するポイントシステムの単位であり、1981年にアメリカン航空が開始した世界初のマイレージプログラムが起源となっています。

＜JAL＞

＜ANA＞

日本では1983年にJALが「JALマイレージバンク」を、1995年にANAが「ANAマイレージクラブ」を開始し、現在のマイルシステムの基盤が築かれています。マイルという名称は飛行距離の単位「マイル」に由来しており、初期は実際の飛行距離に応じてポイントが付与されていました。

航空会社のマイレージプログラムとは

マイレージプログラムは航空会社が運営する会員制度であり、フライト利用やクレジットカード決済などの様々な活動に対してマイルを付与し、貯まったマイルを航空券や座席アップグレードなどの特典と交換できるシステムです。

現代のマイレージプログラムは、提携クレジットカードやオンラインショッピング、レストラン利用など、日常生活のあらゆる場面でマイルが貯められる総合的なライフスタイル支援システムに進化しています。

1マイルの価値と換算方法

1マイルの価値は交換する特典の種類によって大きく変動しますが、一般的に国内線特典航空券では1マイル2円から3円程度、国際線特典航空券では1マイル5円から10円程度の価値を持つとされています。

では実際に羽田⇔沖縄でマイルの価値算出をしてみましょう！

まずマイルを利用して予約した場合です。ANAを利用して、往復エコノミーの予約をすると、19,000マイルと利用料1,380円になります。

次に、スーパーバリュー28を利用してチケットを取った場合、往復41,190円になります。スーパーバリュー75でも最安値で片道12,500円ほどで往復25,000円になります。この場合のマイルの価値を算出すると、スーパーバリュー28で2円ちょっと、スーパーバリュー75で1.3円ほどになります。

これだと、うーん、、、。確かにお得だけど、、、。という感じになるかと思いますが、ポイントは次です。

次はマイルを使った特典航空券と同じく、費用がかからず、予約の変更などが可能になる、ANAフレックスを使用した場合の価値になります。

ANAフレックスで全く同じ便を往復で購入した場合は、116,880円かかります。ということは特典航空券と同じような条件の航空券だと6円ほどの価値になるということです。

このマイルの価値は「海外航空券である」「距離が長い」「クラスのグレードが高い」という条件が揃えば、さらに高くなります。1マイルが5円にも10円にも、さらにそれ以上にもなるのです！これが「マイルは資産」と言われる理由です。

航空アライアンスとマイルの相互利用

航空アライアンスは複数の航空会社が提携するグループのことで、加盟航空会社間でマイルの獲得や利用ができるため、マイル活用の選択肢が大幅に広がります。

世界には3つの主要なアライアンスがあり、スターアライアンス（ANA加盟）、ワンワールド（JAL加盟）、スカイチームに分かれています。同一アライアンス内であれば、異なる航空会社のフライトでもマイルを貯めることができ、特典航空券への交換も可能です。また、上級会員のステータス特典も相互に利用できるため、世界中で一貫したサービスを受けられます。

たとえば、ANAマイレージクラブの会員であれば、ユナイテッド航空やルフトハンザ航空などスターアライアンス加盟26社のフライトでANAマイルを貯められます。逆にJALマイレージバンクの会員は、アメリカン航空やブリティッシュ・エアウェイズなどワンワールド加盟13社でJALマイルの獲得が可能です。これにより、日本の航空会社が就航していない路線でも効率的にマイルを貯めることができ、世界各地への特典航空券交換の選択肢も増えます。

では実際に使用する際の具体的な画面を見てみましょう。下記はANAの特典航空券の予約ページになります。ANAはスターアライアンスグループになり、ANAの特典航空会社予約で提携会社の航空券も購入することが可能です。

例を見てみましょう！

今回の例として、ANAマイルで東京⇔クアラルンプールのエコノミー席の往復を予約しようとすると、50,000マイル必要です。同じスターアライアンスの提携便だと、なんと38,000マイルで往復が可能になります！ANA便は人気のため座席がない場合、他の提携航空会社の便を使用できるだけではなく、場合によっては少ないマイルで往復できる可能性があるのがアライアンスの素晴らしいところになります！

このようにアライアンスを理解することで、マイル活動の可能性が飛躍的に拡大し、より戦略的なマイル獲得と利用が実現できるでしょう。

マイルを貯める3つの大きなメリット

マイルを貯める最大の魅力は、通常では高額な航空券やホテル宿泊、座席のアップグレードなどを無料または格安で利用できることです。

メリット1：航空券を無料で手に入れられる

マイルの最大のメリットは、貯めたマイルを使って航空券を無料で取得できることです。特に国際線の長距離路線では数十万円相当の航空券を無料で手に入れることが可能です。

たとえば、JALの場合、東京⇔ハワイの往復エコノミークラス特典航空券は5万1千マイルで交換可能ですが、通常の航空券価格は10万円から20万円程度となります。前述のとおり、国内線でも東京⇔沖縄往復が1万9千マイルで交換でき、通常価格3万円～12万円程度の航空券が無料になります。

メリット2：座席のアップグレードが可能

マイルを使用することで、エコノミークラスからビジネスクラスやファーストクラスへの座席アップグレードが可能となり、通常では体験できない上質な空の旅を格安で楽しむことができます。

東京⇔ニューヨーク路線でエコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードは、片道2万～3万マイル程度で可能です。ビジネスクラスの正規料金とエコノミークラスの価格差は通常50万円から80万円程度となるため、マイルを使ったアップグレードは極めて価値の高い使い方といえます。

メリット3：ホテルや商品と交換できる

マイルは航空券以外にも、提携ホテルでの宿泊やブランド商品、ギフト券などの多様な特典と交換できるため、航空券を利用しない期間でもマイルの価値を有効活用できます。

■JALマイル交換先（ポイント）

■ANAマイル交換先（ポイント）

JALマイレージバンクでは1万マイルで1万円分のJALクーポンと交換でき、ANAでは楽天ポイントやTポイントへの交換も可能で、日常の買い物で現金同様に使用できます。どちらもこれだけ豊富なマイルの交換先があれば、交換先に困ることはなく、マイルを有効活用できるでしょう。

マイルが貯まる主な方法5選

マイルを効率的に貯めるためには、フライト以外にも日常生活のあらゆる場面でマイルを獲得できる5つの主要な方法を組み合わせて活用することが重要です。

1. フライトで貯める基本的な方法

フライトによるマイル獲得は最も基本的で確実な方法であり、搭乗する航空会社のマイレージプログラムに事前登録することで、飛行距離と運賃クラスに応じたマイルを自動的に獲得できます。

2. クレジットカード決済で日常的に貯める

クレジットカード決済は現代のマイル獲得において最も重要な手段です。マイル系クレジットカードを使用することで日常の支出に対して継続的にマイルを獲得できます。

月間20万円の支出をマイル付与率1％のクレジットカードで決済した場合、年間2万4千マイルを獲得できます。これは東京⇔韓国往復特典航空券1回分を超える価値です。

3. ポイントサイト経由でお得に貯める

ポイントサイト経由でのオンラインショッピングや各種サービス申込みは、通常のポイントやマイル獲得に加えてボーナスポイントを獲得できる非常にお得な方法です。

楽天市場で3万円の商品を購入する際、モッピー経由であれば1％のポイント（300円相当）を獲得でき、もちろん楽天市場のポイント、さらにクレジットカード決済によるポイント（もしくはマイル）も同時に獲得できるため、ポイントの3重取りが可能になります！

楽天市場だけでなく、Yahoo!ショッピングやビックカメラ、じゃらん、agodaなどもポイントサイトには登録されているため、生活のすべてをポイントサイト経由にしていくことをおすすめします！

また、ポイントサイトに登録されたことがない方は各ポイントサイトに認定を受けている人からの紹介が圧倒的にお得です！なぜならポイントサイトに認定を受けている人からの紹介だと特典ポイントが最初に受け取れるからです！初めての方は必ず紹介から新規登録されてください！

当ブログは各ポイントサイトから認定を受けていますので、おすすめのポイントサイトの紹介コードをご紹介します！

もしくは下記のバナーからだと紹介コード入力無しで特典ポイントを受け取ることが可能です！

モッピーと双璧をなすハピタスも同様に間違いなく紹介からの登録がおすすめです！モッピーにはない案件があり、複数ポイントサイトを利用すると効率的にポイントを貯めることができるため、モッピーとハピタスは両方登録しましょう！

ハピタスもモッピーと双璧をなすおすすめのポイントサイトです！モッピーにない案件も多数掲載されているため、できそうな案件を両方のポイントサイトを見ながら進めるのがポイントです！

ハピタスも下記バナーから新規登録ができ、ボーナスがもらえますので、ぜひご活用ください！

4. 提携店舗での買い物で貯める

航空会社と提携している店舗やレストランでの買い物や食事により、通常のクレジットカード決済によるマイルに加えて、追加のボーナスマイルを獲得できます。

例えば、ANAが展開する「ANAグルメマイル」ではこのサイトを経由し、予約を取り、食事をするだけでマイルが貯まる仕組みになっています。もしくは飲食店に行き、マイルを貯める旨と登録するマイレージナンバーを伝えるだけで、普段の食事にマイルが追加されるようになり、めちゃくちゃお得です！

5. キャンペーンを活用して効率的に貯める

各航空会社やクレジットカード会社が定期的に開催するキャンペーンを活用することで、通常の何倍ものマイルを短期間で獲得できます。

クレジットカードの新規入会キャンペーンでは、3か月以内に30万円以上利用することで3万マイルのボーナスが付与されるケースがあります。

次の章で旅行に強く、新規入会特典やカード特典が豊富なおすすめのクレジットカードを紹介します！

クレジットカードも普通に申し込みをするより、利用者からの紹介を利用して申込をする方が新規入会特典がさらにお得になりますので、ぜひご興味があれば、下記より新規入会を進めてみてください。

初心者におすすめのマイル系クレジットカード3選

マイル初心者にとって最適なクレジットカード選びは、効率的なマイル獲得の基盤となる重要な決断です。

アメリカンエキスプレス：複数の航空会社のマイルや生活にお得なポイントを貯めたい方向け

アメリカンエキスプレスは複数の航空会社のマイルに交換でき、旅行の幅広い選択肢を持ちたい方にとって有効なクレジットカードになっています。

続いてはアメリカンエキスプレスのゴールドプリファードカードです。年会費とカード特典のバランスが絶妙な超お得カードです。

最後にアメリカンエキスプレスプラチナカードです。このカードはアメリカンエキスプレスの最高峰のカードになり、羽田空港に誕生したセンチュリオン・ラウンジも利用できる特別感を味わえるカードになっています。

ANAカード：ANAマイルを貯めたい方向け

ANAカードは全日本空輸（ANA）の公式クレジットカードであり、ANAマイルの獲得に特化した機能と特典により、ANA便利用者にとって最適なマイル獲得環境を提供しています。

「10マイルコース」に登録することで、実質的に100円につき1マイルの高還元率を実現できます。

ANAマイルが効率的に貯まるカードもご紹介します！

続いて年間費とカード特典のバランスが良いゴールドカードのご紹介です！ANAマイルを貯めるカードとして非常に効率的で、カード特典を活用すると日々の生活もすごく豊かになる超お得なクレジットカードになります！

最後にANA アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カードをご紹介します！このカードはANAマイルを貯めるのであれば、最高の還元率、特典が付いた、まさに「ANAマイラーのための至高のカード」と言えます。

楽天カード：楽天ポイントからマイル交換

楽天カードは年会費無料でありながら楽天ポイントを効率的に貯められ、貯まったポイントをANAマイルに交換できるため、コストを抑えてマイル活動を始めたい初心者に最適な選択肢です。

楽天市場での買い物では常時3％以上の還元率を実現でき、貯まった楽天ポイントは2ポイントを1ANAマイルに交換できます。還元率はアメリカンエキスプレスやANAカードに劣りますが、楽天市場のポイント還元率を踏まえると、楽天ユーザーには非常に使い勝手の良いカードだと思います！

下記バナーから申込されますと、新規入会＆3回のご利用で6,000ポイントを受け取ることが可能です！（通常は5,000ポイント）

マイルを効率的に貯めるための4つのコツ

コツ1：自分の生活パターンに合った航空会社を選ぶ

マイル獲得を成功させる最初のステップは、自分の居住地域や旅行パターンを分析し、最も利便性とメリットの高い航空会社を選択することです。

関東在住で羽田空港を頻繁に利用する方であれば、JALかANAが国内線で圧倒的な便数を誇るため、JALマイレージバンク、ANAマイレージクラブが最適です。

地方の場合は、最寄りの空港からJALしか飛んでいない、ANAしか飛んでいない、ということがあるため、一番使用する航空会社のマイル獲得を狙うことがおすすめです！

コツ2：メインカードを決めて集約する

マイル獲得を最大化するためには、1枚のメインカードに支出を集約し、集中的にマイルを貯める戦略が最も効果的です。

年間200万円の支出を1枚のカードに集約することで、年間利用額ボーナスの対象となりやすく、結果として獲得マイル数に大きな差が生まれます。

決済額に余裕がある方は、クレジットカードAは総決済額200万で〇〇の特典、クレジットカードBは総決済額30万円で〇〇の特典などカードごとの特典を獲得できるようにカードごとの決済額の調整を行うのもおすすめです！

コツ3：ポイントサイトを活用する

ポイントサイトを戦略的に活用することで、通常のクレジットカード決済によるマイル獲得に加えて、大幅なボーナスマイルを獲得できる機会を創出できます。

日用品や食料はポイントサイト経由で楽天市場などでお買い物を行い、ポイントを貯めたり、クレジットカードや証券口座の新規入会でポイントサイトの大きなポイントを獲得することを徹底しましょう！

コツ4：有効期限を意識した計画的な利用

マイルには有効期限が設定されているため、貯める段階から使う段階までを見据えた計画的な運用を行うことで、マイルを無駄にすることなく最大限の価値を引き出すことができます。

JAL、ANAともにマイルの有効期限は取得から36カ月になります。使用できないと失効してしまうため、ざっくりとでもよいので、いつ、どこに、何人で行く、ということを決めておくと、必要なマイル数の目安がわかります。

他にもユナイテッド航空のユナイテッドマイルなどは有効期限が実質ないため、そういった有効期限がないマイルを中心に貯めていくのも良い方法です！

マイルの使い道と交換方法

貯めたマイルを最大限に活用するためには、特典航空券、座席アップグレード、その他の特典といった多様な交換オプションの仕組みを理解することが重要です。

特典航空券への交換方法

特典航空券への交換は最も一般的で価値の高いマイル利用方法です。各航空会社の公式サイトや電話での予約により、必要マイル数と少額の諸税のみで航空券を取得できます。

座席アップグレードの活用法

座席アップグレードは既に購入した航空券の座席クラスを上位クラスに変更するサービスであり、特典航空券と比較して少ないマイル数で贅沢な空の旅を体験できます。

その他の特典との交換オプション

マイルは航空券以外にも、ホテル宿泊、商品券、電子マネーなどの多様な特典と交換できるため、航空券を利用しない期間でもマイルの価値を有効活用できます。

初心者が注意すべきマイルのデメリット

有効期限があることのリスク

マイルには一般的に36か月の有効期限が設定されており、この期間内に利用しなければ貯めたマイルが全て失効してしまうため、計画的な貯蓄と利用が不可欠です。

年会費のかかるクレジットカードの注意点

マイル系クレジットカードの多くは年会費が発生するため、カード利用額が少ない場合は実質的に損失となってしまうリスクがあります。

交換レートの変動について

マイルの交換レートや必要マイル数は航空会社の判断により変更される可能性があり、改悪により従来よりも多くのマイルが必要になるリスクがあります。

まとめ：マイル初心者が今すぐ始められること

マイル活動を始めたいと思った今この瞬間が、お得で豊かな旅行ライフへの第一歩です。

まずは無料でできることから始めよう

マイル活動の最初のステップは、コストをかけずに実践できる方法から始めることです。JALマイレージバンクやANAマイレージクラブへの無料会員登録、主要ポイントサイトへの無料会員登録から始めましょう。

おすすめのファーストステップ

具体的なファーストステップとして、まず自分の生活圏で最も利便性の高い航空会社を選択し、年会費無料または低額のマイル系クレジットカードを1枚取得することから始めることを強く推奨します。

長期的なマイル戦略の立て方

持続可能で効果的なマイル活動を実現するためには、3年から5年の長期スパンで目標を設定し、ライフステージの変化に応じて柔軟に戦略を調整できる計画を立てることが重要です。

マイル活動は誰でも今すぐ始められます。まずは無料でマイレージプログラムに登録し、ポイントサイトに登録して、お得なクレジットカードを検討してみてください。あなたの旅行がもっと豊かで楽しいものになるはずです。